【さ - 春を祝う、花鳥の宴】

願い："清和"

自然界の生命が次々に動き出す、晴れてあたたかな、春の時節。その生命力あふれる世界を表すかのようなお姫さまとお殿さまの色とりどりのお衣装。また、お姫さまとお殿さまの２つのお衣装の色彩と絵柄が見事に調和した世界観を持っています。春の草花がそれぞれに咲き誇り、開花するように、良縁に恵まれ、彩り豊かなで穏やかな心を持った子に育ってほしいという願いが込められています。

お衣装：さ - 春を祝う、花鳥の宴

姫：花鳥の宴

幸福感に溢れる、美しく描かれた草花とその間を舞う鳥たちの宴。春のお祝いにふさわしい色彩と、柔らかな表情ながら、繊細で芸術的に描かれた模様。おめでたいモチーフがふんだんに用いられ、美しい色彩の花々と鳥たちが春の訪れをお祝いいたします。

模様：椿、桜、菊、梅、桔梗、鳥
椿と梅は、早い春を告げる花。立春と招福を呼ぶ縁起が良いとされる花。「心願成就」「華やかさ」「繁栄」「ものごとの始まり」「邪気を払う縁起の良い花」等々。

殿：花々の宴

春に芽吹く草木の青々しさのような、若緑と緑青のグラデーションが美しいお色味の着物地に、「椿」がメインのモチーフとなり、愛らしくも、様々な伝統技法がふんだんに用いられ、贅沢に様々な吉祥模様が描かれています。さらに、繊細な菊や紗綾形の金彩がアクセントで加えられ、またお衣装に特別感を与えています。

模様：椿、桜、松、菊、紗綾形
椿は、早い春を告げる花。立春と招福を呼ぶ縁起が良いとされる花々。菊は、邪気を払う縁起の良い花。松は、長寿の象徴で、健康に大きく育ってほしいという願いが込められています。

やわらかな表情の姫と殿。繊細な技巧が施された、美しいお顔。ほんのり微笑み、ふっくらとおっとりとした表情に、時代を越える優美さと美しさを持ったお顔です。*見る角度により、表情が異なって見えます。写真によって異なる雰囲気をお楽しみください。