【そ - 檸檬色の草花、桜尽し】

願い： "天福"

お姫さまの太陽のような檸檬色、お殿さまの白を中心とした細かな桜、お日さまから降り注ぐ眩しい光りのように、天からの恵みをいっぱいに受ける、心明るく清らかな子に育ってほしいと言う願いが込められています。

お衣装：檸檬色の草花

姫：檸檬色の桜

若葉色の上質な正絹ならではの程よく光沢感のある着物地、日本の職人の遊び心によって、繊細にそして大胆に描かれ花開く檸檬色と白百合色の二色の「桜」。その桜に、フランスのオートクチュールにも用いられる「リュネビル刺繍」の技法で、お袖の桜の中心にパールを、おしべ上には輝く太陽のようなビーズ刺繍を施しました。２つ国の美学と伝統技法が組み合わさり、唯一無二のお雛さまが誕生しました。和の繊細な色彩ならではの、明るさと清らかさを併せ持つお姫さまです。

〔模様〕：桜
春の花の代表格、また日本を象徴する花「桜」。 日本の国花の１つとしても古くから愛されてきました。（桜と菊の２つとされています）

冬に蕾をあたため、毎年美しく咲き誇る姿から「華やかさ」や「繁栄」を意味します。
また、春に芽吹くことから物事のはじまりをあらわします。

殿：輝く桜尽し

白金の着物地に、繊細で細やかな「桜」がブラウンやベージュ、白色などの様々な和の色で描かれ、柔らかくやさしい雰囲気とモダンな印象をまとったお殿さまです。
お姫さまと同様に、左袖にはさりげなく桜の上に質感あるビーズとブロンズの糸で細やかにリュネビル刺繍が施され、小さな桜の絵柄に精緻な立体感が生まれています。世界に１つの唯一無二の佇まいに。
姫と殿で、春の柔らかであたたかな日差しと輝きをまとったような美しい雛まさです。

〔模様〕：輝く桜尽し
幾重にも重なる満開の桜、流れるような桜吹雪のような細やかな桜が描かれ、春の始まりと「華やかさ」や「繁栄」をあらわしています。

やわらかな表情の姫と殿。繊細な技巧が施された、美しいお顔。ほんのり微笑み、ふっくらとおっとりとした表情に、時代を越える優美さと美しさを持ったお顔です。*見る角度により、表情が異なって見えます。写真によって異なる雰囲気をお楽しみください。