【け - アンティークの枝花と扇子】

願い："穏健"

四季折々のおめでたい草花。姫の右袖と殿の左袖の間を繋ぐのは「桜」のモチーフです。縁起の良いモチーフが様々なに描かれながらも、落ち着きのある知性が感じられる意匠です。心をおだやかにして慎み、相手を敬い良縁と幸せに恵まれることことのできる子に育ってほしいという願いが込められいます。

お衣装：け -アンティークの枝花と扇子

姫：-アンティークの枝花

桃花色の凹凸感と質感のある絹地に、職人の遊び心から、３色の桜が描かれ、古典的で美しく奥行きと深みのあるお着物をまとっています。２枚目の重ねには、薄藤色を合わせ、しっとりと落ち着きのある春を表すような、気品あるお姫さまとなりました。左袖には三色の桜、右袖でには白色の花びらが１枚、繊細なタッチで描かれています。

〔模様〕：三色の桜
春の空を特別に彩る桜。「邪気を払う縁起の良い花」とされている菊の模様。

殿：アンティークの扇子

桜をはじめ、扇や七宝、亀甲、笹など、伝統的なおめでたいモチーフがふんだんに、そして意匠性の高い描写で描かれ、深みと奥行きのあるお衣装です。お姫さまと同じ伝統技法の「ふくら織り」の織物で、凹凸感ある絹地に、お殿さまらしい落ち着きと風格ある絵柄と色合いが加わり、上質で重厚感のある雰囲気を醸し出しています。
姫と殿で、アンティーク感のある、落ち着きと華やかさを併せ持ったたおやかなお雛さまです。

〔模様〕：桜や扇子、笹、亀甲や七宝の吉祥文様など
「長寿」や「繁栄」などを意味し用いられてきた吉祥模様に、春の花である桜や末広がりを意味し身近な生活用具でもあった扇子などの模様

やわらかな表情の姫と殿。繊細な技巧が施された、美しいお顔。ほんのり微笑み、ふっくらとおっとりとした表情に、時代を越える優美さと美しさを持ったお顔です。*見る角度により、表情が異なって見えます。写真によって異なる雰囲気をお楽しみください。